毎度こんばんわ。家飲み歴数十年、ワインコスパニストのブーです。
フロンテラ レッド・ブレンドの続きです。リピートレビュー/part2ほどの検証していませんので、感想を早めにまとめてみました。
過去のフロンテラまとめ
メルシャンのワンコインワインシリーズとして、全国各スーパー、小売店で買える優秀なワイン、フロンテラ。
今まで、このフロンテラはブドウ品種よりけりですが、過去数々の「ネタ」をいただきました!話題作りに協力ありがとうございます。
■初出はカベルネとおもいきやカルメネールです。2019年1月初登場し、当時の価格で@580円(税込638円)初飲みで、カベルネよりも全体的な好みとして「カルメネールの方が好きかも」という印象を持っています。
■次に ピノノワールです。2019年4月が最初で、2020年1月にリピートレビューし、その後にもレビューを続けています。要は「好みでない」とまとめています。
■そして、過去何回か総合レビューでもTOPクラスに見られた、旧**カベルネです。当時@488円(税込536円)の頃、2020年4月のレビューです。「初心者厳禁」というタイトルにあるとおり、少し香りや味が合わなかった、感が強いです。 **現在のカベルネ・ソーヴィニヨンと違います。
■その後に、シラーズを試しています。2020年10月です。このあたりから、香り中心の味付けから、パワフルな方に振ってきた感がします。レンマノ・シラーズと1勝1敗です。
■2021年10月に入って、フロンテラが全面リニューアルを開始します。まずは、新カベルネ・ソーヴィニヨンから。当時価格が@536円(税込/589円)でした。トータルの飲みやすさが、「甘味感」を加えて変わりました。
■次に、ノーマルとプレミアムラインにフロンテラを二層化しています。2021年10月に出会えた怪童、プレミアム・ナイト・ハーベストです。698円(税込/767円)ラインであっても全然OKな、特筆すべき「果実味」の豊かさを持っています。当時の絶対王者/横綱と対戦して、遜色ない戦いとなりました。
■となれば、気になるのが同時期に出た、プレミアム・カベルネ・ソーヴィニヨンです。ノーマルラインが、少し極端な甘味をつけすぎたためやや敬遠気味となり(味変化もはやい)、プレミアムの方が安定した本来の辛さを出し、好感触でした。
ここまで、迷走の歴史をお伝えしました。
コスパ比較
で、本論に戻します。
2023年4月に、チリの「ブレンド」という、革新的な扉をひらきました。それがレッド・ブレンドです。シリーズ的には、プレミアムラインです。もはや価格も@898円(税込/987円)ですし、これ以上は追いかけられないギリギリ、で攻めています。
レッド・ブレンドのコスパは、@69円
ナイト・ハーベストは@58.1円
ここは、売価の違いもあり、ナイト・ハーベストが優勢です。(安さ優先でおいしめのワインを飲みたい人向け、という解釈)
味比較
色と味を比べると、
レッド・ブレンドがその上質さで、当然上回ります。
旨味と総合力
甘味ある果実味は、ナイト・ハーベストですし、コクと上質感はレッド・ブレンドです。
ボディの厚みも、レッド・ブレンドかな‥ プティ・ベルドの雑味あるタンニンもおいしいし‥
全体的な「濃さ」はPOP通りで少し釈然とはしませんが、コスパでは負ける
レッド・ブレンドの勝利で間違いありません!
おめでとうございます。時期・番付表では、上位確定です。
新作には、ノーマルラインのメルローも出てくるらしい‥。この後も楽しみな「フロンテラ」に最注目!ですか。