毎度こんばんわ。家飲み歴数十年、ワインコスパニストのブーです。
久しぶりに出勤で東京に出た、ついでにまたまたスーパーに寄りました。
仕事にいくより、ワイン買い出しが優先か?と言われても反論の余地はありません。
もう買える赤ワインは無くなった?と思いきや、お店を覗くと棚にあるんですね。
しかもフランスのシラーブレンドです。
マリウス ルージュ シラー・グルナッシュ MARIUS Syrah Grenache
今日は肉のハナマサで 880円(税別/968円税込)という価格で買えました。
【メチャ結論いそぐ人へ】
この「マリウス・ルージュ」を店頭で買う?買わないで、迷ったら!
まず飲んでみた感じ
まろみあるシラーと、甘みと渋みで包んだグルナッシュの最適ブレンドを感じました。
■ワインオクターブ論的には
1オクターブ
シラーを飲むと本当に癒されます。少し甘めにふられた1オクターブです。
その理由
ラベル裏はラベルが計3枚、貼り重ねられています。
1枚は「PAYS D’OC」の証。2枚目はフランス語のみの表記。ボトル詰めまで現地でやって瓶のまま輸入された感がでてます。3枚目・イチバン後から日本語ラベルがありました。内容の説明書きはありません。
- 原産国 フランス
- 2019年
- アルコール度 13.5% (濃い)
- 添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩)
- 輸入者 日本酒類販売/
サイトで他の情報を探すと ◉ミシェル・シャプティ社(有名らしい)◉南仏(ローヌ地方)産 ◉7代目原当主ミシェル・シャプティエの曽祖父の名前(MARIUS)を冠した(ラベルの似顔絵おじさん?がマリウスさんですか) という情報がころがっていました。
単独飲みのインプレッション VSシャトー・パスケ
色 サラッとした明るさがあります。深い色ではありません。
熟度 胡椒っぽい上質なシラーが熟度を上げています
これは思わぬ宝石を見つけました。たまりません。
マリウスは、地方巡業8月場所で、シラー最上位・東の大関に上がった、ヴィエイユ ヴィーニュ シラーに追いつかんばかりの勢いを感じる、シラー・グルナッシュのブレンドです。
シラーの香りと味が本格的スパイシーさ満載です。どこかオーク樽香も感じさせながら、柔らかな甘みがあるグルナッシュが包んでくれる、甘辛同時攻撃。
熟度のパワーは欠けるものの、香りと複雑な味の個性でそっと味わいが沁みてきます。おいしい。
メインは、挽肉と野菜を中華甘味噌味で炒めました。甘みも辛味も両方味わえる、ベストマッチングです。
ちなみに、仏AOCボルドー、小悪魔シャトー・パスケと対戦しました。
個性の違いがありますが、シャトー・パスケも同じアルコール度数で、いい勝負です。開けたてより、2・3日後の方が断然旨い。うまさの余韻も長く続き、渋み/タンニンが絶妙なのがこれぞボルドー、という個性を輝かせてます。この味でこの価格、というコスパは凄いです。
対戦は好みでごめんさい。シラーがあまりにも久しぶりだったので。マリウスの勝ちとします。
リピート、濃さ、味の相性度
リピート度 ☆☆☆☆★ 4つ ヴィエイユ・ヴィーニュと対戦が楽しみ
味の濃さ度 ☆☆☆☆★ 4つ 体力のある濃さではなく、複雑なブドウの濃さに免じて
食べ合わせ ☆☆☆☆☆ 5つ 中華甘辛味噌味には「完璧」なマリアージュです
星の数は計13個 880円÷ 13 = の結果は
コスパ度/ワインの総括
コスパ度67.6円。 地方巡業の上位確定でしょう
初心者へのおすすめ度 : 甘辛で女子ウケバツグン 5点満点で4点のオススメ。