エル・シルコ ガルナッチャ 予想をはずさない

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こんばんわ。家飲み歴数十年、ワインコスパニストのブーです。

先週とてもあったかい日が続き、今週はじめは急に雪ですか。南岸低気圧のいたずらで、春は早くやってきて花粉がサッサと終わるのはいいですが、電気までね〜節約しろ?何なんでしょうか。

おかげで更新予定がすっとび、急に停電対策に切り替えだ!という家庭内事情もあり、やむなく更新をあきらめました。

今日はレビューします。Mr.Maxで目をつけていた1本、スペインのガルナッチャです。

エル・シルコ El Circo Garnacha

2018年産で良心価格の599円(税別/658円税込) です。不安なのはブドウ品種がガルナッチャ単体であること、です。 跳ねるかな?

【メチャ結論いそぐ人へ】

この「エル・シルコ」を店頭で買おうかどうか、迷った人

El Circo
こちらは素直に買うのは「控えて」おきましょう
 

まず飲んでみた感じ

スペイン的な潔い「辛味」は、キレあります

ワインオクターブ論的には  

半オクターブ+1Hi

いかんせん味わうよりも、ブドウの若さが上回ります。

その理由

裏表記の説明はすくなめです。表ラベルはさすがスペイン、というデザインセンスを感じます。

 

  • 原産国 スペイン
  • 辛口  ミディアムボディ
  • 2018年
  • 飲み頃温度 13~16度
  • 香り いちご、ホワイトペッパー
  • 合うチーズ(ユニークです!)パルメザン、ゴーダ、チェダー
  • 合う料理 スペアリブ、トマトソースのパスタ、ピザ、パエリアなど
  • アルコール度 13.5%
  • 添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩)
  • 輸入者 ドウシシャ

2019年ベルリン・ワイントロフィー・ゴールド受賞ワインです。

単独飲みのインプレッション VS ビスケルト

  しばらくぶりに、グラスの底が輝いて見えた

熟度 キレッキレの辛さが魅力です

タンニンは爽やかです。

果実味ベースの、スパイシーなコショウの香り。後味にすこし果実の甘みを残す作りには好感をおぼえます。

ですが、まだ若い。残念。

ワインとしての体力・パワーも足りないので、モノ足りなさがあります。2日目以降も飲みましたが、味がじんわりと滲み出てくることはありませんでした。

メインは、初日がブリの塩焼きバジルソース添え、2日目がロース薄切りの甘味噌中華炒めでした。塩ベースや、辛いオイルソースは相性はいいと思います。中華的な濃いめソースには、チカラで負かされます。

対決はチリカベのVS ビスケルトと飲み合いました。カベルネは強い、ことを再認識しました。ガルナッチャは日本の食材と料理法では、やや刺激に欠けるのでしょうか。長所である、辛味ある「キレ」が生きていません。ここはビスケルトが勝ちます。

リピート、濃さ、味の相性度

リピート度 ☆☆★★★  2つ  買いたいモード、にはなりません

味の濃さ度 ☆★★★★  1つ  おいしさはあるのに、濃さ基準は弱いです

食べ合わせ ☆☆☆★★  3つ ニンニクオイル限定で星3つ

星の数は計6個 599円÷6= の結果は

コスパ度/ワインの総括

コスパ度99.8円。  価格が求めやすいのに、ほぼ100円のコスパは正直キツい

初心者へのおすすめ度 :ラテン気質の人なら‥ 5点満点で2点のオススメ。

ガルナッチャ/グルナッシュはわたし的にはブレンドワイン推しです。100%の魅力はありますが、個性を活かしつつ、濃さをもとめるならば、他の品種プラスが必要ですね。互いのたすけあい、は大事です。

 

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