こんばんわ。家飲み歴数十年、ワインコスパニストのブーです。
まさに三寒四温。雨がパラついたので、久しぶりにコートをはおって東京に出ました。これまた例年通りのことですが、春は雨が降るごとに暖かくなります。
これもまた確実な真理なのです。花粉症的にも鼻に助かるし。少し冷えた朝も心地よく夜のワインをたしなみました。
さて、帰宅途中で少し前から目をつけていたワインをゲットしました。カルディの賜物。
トッレ・ヴィナリア Torre Vinaria montepulciano D’abruzzo
カルディのイタリアもの上限価格の908円(税別/998円税込) です。わたしの中では、30年前は安いイタリアワインとといえば、モンテプルチャーノ?と半ば認定されていたほど、広く知れ渡っていたブドウ品種です。
モンテプルチアーノ、とも表記されますが、ダブルッツオまで含んだ説明は、諸先輩方におまかせします。パッと見でわかりやすいこのリンクからどうぞ。
【メチャ結論いそぐ人へ】
この「トッレ・ヴィナリア」を店頭で買おうかどうか、迷った人へ

まず飲んでみた感じ
ああ、イタリアワイン的なこのタンニン、渋みよ‥ ここまではイケます。
■ワインオクターブ論的には ワインの本質は
1オクターブ+1Hi

その理由
和文の説明書きは、皆無です。
なので、ググッと検索したら、カルディ公式サイトにはありました。「熟した黒系果実の香り。コーヒー、バニラ、甘草、ブラックペッパー、マッシュルームのニュアンス。濃厚な果実味、しなやかで豊かな酸、きめ細かく滑らかなタンニンが特徴です」とのこと。
- 原産国 イタリア
- 2018年
- コンテナ輸送
- アルコール度 13.5%
- 添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩)安定剤(アカシアガム)
- 輸入者 オーバーシーズ
ここで気づいてしまいました。買う方が悪いといえど、オーバードーズ的なワイン‥
単独飲みのインプレッション
色 「濃さ」は十分あります
熟度 タンニンをアカシアで消したか?甘み成分で濃く感じます
モンテプルチアーノ、モンテプルチャーノ表記はなんでもいいのですが、期待させた分、実は反動でかなり落ち込みました。
モンテプルチャーノにダブルッツオまでついて、この味わいの進化は凄い〜と、あやうくベタぼめするところでした。「待った」がかかったのは、裏をよ〜く読んでからです。

安定剤入りですか‥。ウチでは、ワインに入っていてはダメなんです。詳しくはこちらから。
とても残念です。特徴的なバニラっぽい樽香も、アカシアによるやっかいなタンニン潰しのためなんですね。よくわかりました。
メインはタイの切り身オーブン焼きとエビのアヒージョでした。とてもアヒージョとの相性も良く、イタリアの中では殿堂モノだ!とまで粗原稿を書いていたのに‥ね。
VS の対決も、ビスケルトと戦いましたが、
ここはノーコンテスト・無効試合です。
リピート、濃さ、味の相性度
リピート度 ★★★★★ 自分の中の規定によりリピートはありません
味の濃さ度 ☆☆☆★★ 3つ 濃さはあります。添加物カンケーないという人ならOK
食べ合わせ ☆☆★★★ 2つ スパイシーなニンニクオイルと相性は抜群でした
星の数は計5個 908円÷5= の結果は
コスパ度/ワインの総括
コスパ度181円。 この価格で買い付けられたカラクリが、わかるような気がしました
初心者へのおすすめ度 :なるべく避けてください。おいしいけど 5点満点で1点のオススメ。