ラ・クロア・ドステラン 誠実な品格とは

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こんばんわ。家飲み歴数十年、ワインコスパニストのブーです。

今週は忙しかったんです。更新に時間かかりました。花粉にやられて医者に行き、どうしてもこなす締切あり、ネゴに時間かかる提出案件あり、外出あり、家庭内事故ありと、怒涛の5日間でした。

ワンコイン赤ワインで飲むワインは一択です。 仏・フランスワインをイオンで買いました。

ラクロア・ドステラン LA CROIX D’ AUSTERAN

2019年産で880円(税別/968円税込) です。イオン頑張りました。

【メチャ結論いそぐ人へ】

この「ラ・クロア・ドステラン」を店頭で買おうかどうか、迷った人

Chateau de Cor Bugeaud
仏ではひさびさに「買い」スグ飲めます
 

まず飲んでみた感じ

最初からスパイシーで香味もあり、いい感じ。

ワインオクターブ論的には  

2/3オクターブ+1Hi

その理由

説明書きは十分に書き込みあります。

「フランス・ボルドー産のブドウから造られたワインです。フレッシュな赤果実のフルーティな味わいです。まるみがあり滑らかな口当たりです。グリル、そしてローストしたお肉との相性が良いです。チョコレートベースのデザートともお楽しみいただけます」 (黄色下線は疑問あり:後述参照)

 

  • 原産国 フランス
  • A.O.C.
  • SMOOTH  ミディアムボディ
  • 2019年
  • アルコール度 13%
  • 添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩)
  • 輸入者 コルドンヴェール

HVE環境価値重視の認証マークもあります。

2020年ジルベール&ガイヤール受賞ワイン でもあります。

単独飲みのインプレッション VS シャトー・プティ・ムーラン

  ひとめで、少しこなれた「濃い」色を感じました

熟度 一口目から飛ばします

説明文、日本語が誤解されやすい文になっています。ただ、イオン内では、紙パック大容量ワイン?として一段低く認識されているように見えます。「フレッシュでフルーティ?」なワインが「濃い」味わいのはずない、と思われて当然です。ここは輸入元の会社がしっかりしてほしいです。

検索の結果、ブドウは、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フランとわかりました。

味の差は、下のプティと飲み比べればわかりますが、はじめから力強いのが特徴です。フランスワインとしては、という注釈付きですが。

渋みもやわらかく、ボルドーらしい典型的なワインでしょう。

メインは、昨日がサバのムニエル仕立て、本日がすき焼きでした。サバのも程よく感じますし、味が好みなのがなによりです。すき焼きのタレの甘さには、少し味が押されて負けます。

La Croix D’auteran
Chateau Petit Moulin

対決は開栓から時間が経ち本気を出した感ある、VS シャトー・プティ・ムーラン。プティも相当頑張りましたが、ブドウは同じ品種がブレンドされているのに、ベースの味の差と厚みが違います。ラクロアの勝利です。

リピート、濃さ、味の相性度

リピート度 ☆☆☆★★  3つ  仏ワイン同士の中ではリピート候補に入ります

味の濃さ度 ☆☆☆★★  3つ  濃さは標準的ですが、説明書きは誤解を生みます

食べ合わせ ☆☆☆★★  3つ 本日の国産牛のすき焼きには、さすがにかないません

星の数は計9個 880円÷9= の結果は

コスパ度/ワインの総括

コスパ度97.7円。  仏ワインが高いのはわかりますが‥コスパ度はどうしても下がり気味

初心者へのおすすめ度 :こういう良質ワインを飲め! 5点満点で4点のオススメ。

最初から「バン」と味の魅力が出てくれば、最高なのです。が、ほとんどのワインがワンコインでは実力をおさえ気味に、ひかえめにしています。その点、このラクロアは正直者で、作り手の誠実味を感じます。いいワインです。