ア・フィーリング・フォー カルメネール 何とも浅い

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毎度こんばんわ。家飲み歴数十年、ワインコスパニストのブーです。

春場所の番付表が終わり、新規ワインをレビューします。WBC勝利の余韻にひたっているうちに、いいワインに当たればいいのだけれど‥

ワイン探しにMr.Maxに行き、なんとか探し当てました。チリのカルメネールです。

ア・フィーリング・フォー カルメネール A Feeling for Carmenere

売価はまあまあします。799円税別/878円) 見た目はかるそ〜なチリ・カルメネールですが、いかがでしょう?

【メチャ結論いそぐ人へ】

この「ア・フィーリング・フォー カルメネール」を店頭で買おうかどうか、迷った人

少し残念です「ステイ」決定
 

まず飲んでみた感じ

はじめは本来の持ち味からです。ワインの味重みや階層の深さ等をはかる、自分の基準です。

ワインオクターブ論的には  

半オクターブ

こちらの味も見た目通りでした。キツいです。ハートのマークがもの悲しく見えてきます。

その理由とは‥

ラベル裏もなげやり?的にシンプルです。日本語フォントも雑に見えてくるのも気のせいでしょうか‥

  • 原産国 チリ
  • セントラル・ヴァレー
  • 2022年
  • 料理 チーズなどと合わせて
  • アルコール 13%
  • 添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩)
  • 輸入者 ダイセイワールド

単独飲みのインプレ  

  カルメネール同士でも、かなり明るく輝く色に見えます

熟度 リアル・ワンコイン価格ならOKでも、ランク上の価格だとちょっと厳しい浅さ

ネットで情報検索すると、同じシリーズでカベルネはまあまあ出てくるのですが、ア・フィーリング・フォー カルメネールのワイン情報だと、ほぼ皆無です。

A Feeling for Carmenere

ネットに見放されるのも、つらいですね。チリなのに人気ないな〜もっと飲んでみましょうよ。

まあ、味はストレートに表現してしまうと、軽渋そのものですが。  

念の為2〜3日開くまで我慢して、飲んでみました。結果は果実味が渋みと共に抜けてしまい、かえって特徴的な味が構成できなくなりました。サッパリしてもね〜

何とかいいポイントを見つけたいのですが、期待していた(好みのブドウ)カルメネール味だったのに、VS アルパカ・カルメネールや、同じくカルメネールのVSフロンテラ(NEW)と飲み比べると、数段落ちるのがわかりました。

メインはシャケの塩焼き(和風)、とチキンのオーブン焼き(欧風)という肉魚で試しました。塩味メインだと、少し酸味が強調されてハネ気味の香ばしさがでてしまい✖️です。チキンのガーリックパウダーの風味とオイルの脂身の方が味合わせとしては数段マシですが、明らかに料理にチカラ負けします。ここも仕方がないところ。

他の日本向け、カルメネールワインが妙にクオリティ高いせいで、一方的にボコボコやられました。

リピート、濃さ、相性度

リピート度 ☆★★★★ 1つ  チリなのに価格もイケないし、カベルネならまだ‥

味の濃さ率 ☆☆★★★ 2つ  バランスはボルドーの若いやつよりいい

食べ合わせ ☆☆★★★ 2つ  肉中心に合わせると、期待しない分飲みやすさあり

星の数は計5 799円÷5= の結果は

コスパ度/ワインの総括

コスパ度159円   数字的には、この通りになってしまいます。

初心者へのおすすめ度 : 値段的にもっと探せるはず 5点満点で2点のオススメ

一般的には、耳馴染みのないブドウ、カルメネール。しかもチリワインとなれば、インパクト中心で引っ張ってきました。その印象からすると、ア・フィーリングはかなり繊細です。若く渋みは熟成モノでもないため、開けてから時間が経つと、かえって旨味も味も逃げます。ご注意を。