こんばんわ。家飲み歴数十年、ワインコスパニストのブーです。
スーパーを何軒も回って見に染みてわかったこと。それは、ワインの値上げです。
スーパー・ヤオコーでもワインの値上げは避けられません。直輸入ワインも上がっていますし、3割引の日を狙っても、上代価格が上がっている分、昔ほどのコスパの良さを感じなくなっています。
今回対象ワインは、またまだ飲み残していた。仏・アルクトスの品種違いワインです。
アルクトス メルロー Arctos Merlot 2020
売価はかろうじて、838円(税別/922円税込)という値段です。1年前に買ったアルクトス・カベルネ・ソーヴィニヨンは、特売日なら756円(税別/831円税込)だったのですから。
【メチャ結論いそぐ人へ】
この「アルクトス・メルロー」を店頭で買おうかどうか、迷った人へ
まず飲んでみた感じ
仏ワインの安定した味を求めるなら、これはかなりおいしいはず。
■ワインオクターブ論的には
4/5オクターブ+1Lo
その理由
裏書きはシンプルで情報はあまりありません。Google検索「アルクトス」で、自分のブログ記事がTOPにあると、少しギョッとします。頼む!もっと書こうぜ、WEBワインラバー達よ!
- 2020年
- IGP PAYS D’OC
- 定温コンテナ輸入
- 原産国 フランス
- ランドック
- 味わい 中口
- アルコール度 13%
- 添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩)
- 輸入者 小川貿易
アルクトスも前に飲んだもの、とばかり思い込んでいました。(カベルネはレビュー済みですがメルローはお初)
単独飲みのインプレッション VS ヴィニウス 他
色 平均より濃い色です。確かな造り
熟度 メルローのマイルド感は抜群です。この品種に深みを求めてはいけません。
少し前に飲んだ、レゾルムのカベルネとも違う、もちろん、ディーキン・エステートC/Sの軽さとは違う、メルローの魔力がこのフランスワインには埋め込まれてます。
正統派たる所以は、苦味もボディの軽さもなくしっとり感と、しっかりしたメルローの味にあります。
メルローの良さ、である飲みやすさはもちろん、ピンとしたハネ感もなく赤い果実味含んだ、いいお味です。
古参のVS デル・スールと上位を狙う新星・VS ヴィニウスと飲み比べてみました。
ヴィニウスとの違いは、同じランドックでも果実の甘みの差です。カベルネブレンドとの味の違いもありますが、メルローだけ、だと単調になりやすいので元々不利な戦いでしたね。ここはヴィニウスの勝ちです。デル・スールはカベルネ単体だけならいい勝負ですが、まとまり感と味の厚みの差でアルクトスが勝ちます。
メインは、じゃがいも挽肉グラタンでした。濃いミートソースの味との相性です。マイルド系のメルロー・アルクトスがどこまで善戦しますか?
ヴィニウスには「濃さ」「コスパ」で負けます。「肉」料理にも少し押される分、カベルネ系ワインが有利でした。
リピート、濃さ、味の相性度
リピート度 ☆☆☆☆★ 4つ 味はかなりいいです。ただコスパが価格上昇で下がった
味の濃さ度 ☆☆☆★★ 3つ 飲みやすさの中に「密」があります
食べ合わせ ☆☆☆★★ 3つ 何にでも合わせやすくポテンシャル高い
星の数は計10個 838円÷10= の結果は
コスパ度/ワインの総括
コスパ度83.8円。 小結以上になりそうです。
初心者へのおすすめ度 : この味はとっつきやすい 5点満点で4点のオススメ。