こんばんわ。家飲み歴数十年、ワインコスパニストのブーです。
赤ワインを真夏に飲む!このトライアルがないと、ワインの本質/実力は掴めません。
連続投稿できるのは、Mr.Maxで掘り出しものの赤ワインが見つかったからです。
ありがたや〜
スペインワインですが、首にかかったPOPといい、受賞ワインのマーク入りといい盛り上げたい気迫は感じますが、肝心の品種がテンプラニーリョ?ですからね。 とにかく飲んでみます!
バルデペーニャス cultura vivi Gran Reserva VALDEPENAS
Mr.Maxで購入。599円(税別/658円税込)
ワインのカナ表示も、カルチューラ?クルトゥーラ?ヴィニとか製造会社名もあまり良くわからず、製品名もバルデペーニャスが正しいはずなのに、やたらわかりにくいワインです。
スペインの典型的な品種、テンプラニーリョ100%であることはわかりました。
【メチャ結論いそぐ人へ】
この「バルデペーニャス」を買おうか、迷った人へ
まず飲んでみた感じ
その理由というか疑念が、グラスに注いだ感じから、少し匂ってきます。
■ワインオクターブ論的には
半オクターブ+1Hi
流石に2014年産ならスペインものでも「軽く」はありませんが、味的にはどうもしっくり落ちつきが感じられません。
ここ数日のワインと比較して飲めば、実力はハッキリします。
その理由
ラベル裏は栓の下に「受賞ラベル」が貼ってあり、輸入元のはからいで、首にPOPも付いてました。
おなじみのベルリンワイントロフィーはGOLDです。
『茶がかった魅惑的なガーネットレッド、熟したブラックフルーツや胡椒を思わせる香ばしいスパイス香が印象的。口中ではなめらかなタンニンと適度な果実味、オークバランスが完璧なまでに調和します」ペッパーステーキ、ハンバーグ、イベリコハム、熟成チーズに合います。
- 原産国 スペイン
- テンプラニーリョ100%
- 2014年
- アルコール度 13%
- 添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩)
- 輸入者 ドウシシャ
内容で同意できたのは、「香ばしいスパイス香」の箇所だけ、でした。
単独飲みのインプレッション VS ロゴダジ
色 濃さはまあまあですが、輝かしさを無理矢理押し込む色使いです
熟度 はじめに感じる「酸味」が全てを台無しに
このスペイン産は、国としても、品種のテンプラニーリョとしても、大いに期待を裏切りました。
その理由はファースト・インプレの「酸味」の広がり。一瞬「やられてる?」と思うくらいダメージを食らった赤ワイン風味が、口の中を支配していきます。
これがとにかく特徴的。テンプラニーリョの味はまだ熟成せず、アルコール度は高くないのに、「辛め」の味つけに振られてました。不思議ですが、2014年産の古さゆえ、でしょうか?
本日のメインは、真鯛のオーブン焼きです。
昨日から妻が熱中症にやられたのか、濃いめの味付けが馴染めないため、フラットなラタトゥイユのトマト味とともにサーブしました。仕上がりは、いい出来です。
ワインとの相性は、テンプラニーリョとしては特徴無さすぎです。料理に完全に負けました。
ちなみに VS ロゴダジと飲み比べでは、一口で土俵際まで追いやられる実力差。圧倒的な甘さのボリューム感の技ありで、バルデペーニャスの負けが決定します。
では、VS ウンブリア・メルローならどうでしょうか。葡萄の「濃さ」でウンブリア・メルロー強し。あたふたしている間に、勝負はあっけなくウンブリアが勝ちます。
スペインワインをどうしても買いたいなら、年代モノ(バルデペーニャス)よりも、オーガニックや別種ワインを買う方をおすすめします。
リピート、濃さ、味の相性度
リピート度 ☆☆★★★ 2つ 明日に期待できなくはないが、パラフィン程度の薄い淡さ
味の濃さ度 ☆☆★★★ 2つ 2014年産という、年代に騙されてはいけません
食べ合わせ ☆★★★★ 1つ メインは美味しかったのに、ワインはついてこられない不幸せ
星の数は計5個 599円÷ 5= の結果は
コスパ度/ワインの総括
コスパ度119.8円。 嫌味は全くありませんが、これが正しい実力です。
初心者へのおすすめ度 : 酸味=赤と間違って覚えられてもね 5点満点で2点のオススメ。