シャトレ・デ・コンテ おフランスですが 見事に外します

この記事は約4分で読めます。

こんばんわ。家飲み歴数十年、ワインコスパニストのブーです。

このところの話題は、「酒規制」ですよね。アルカポネの時代、か?っていうかアメリカ禁酒法が制定後/施行されたのが、くしくも100年前の1920年ですよ。何たる因果でしょうか。飲むのはOK、で造るな売るな、では混乱するのはアタリマエ、今と全くいっしょですよ。

100年前はこれが元で歴史/意識が変わった‥。日本も良き文化に変わればいいですね。

今日はどんな時代でも変わらない、ワイン作りのルーツ国のひとつ、フランスワインの紹介です。

シャトレ・デ・コンテ Chatelet du Compe Bordeaux

肉のハナマサで購入しました。598円(税別/657円税込)

シャトレ・デ・●●のシリーズでいくと、シャトレ・デ・クロは飲んでます。

【メチャ結論いそぐ人へ】

この「シャトレ・デ・コンテ」をお店で買おうか、迷った人

こいつは「買わないで」(が無難)
 

まず飲んでみた感じ

開けたては、酸味と渋みがかなり強いです。わたしの嫌いな熟成しないメルローの軽みが、ぐちゃっと出ちゃってます。

ワインオクターブ論的には  

半オクターブ+2HI

おフランスのお高くとまった感、ダメです。

その理由

ラベル裏は何も情報はありませんが、デ・クロと同じように一定の信用はあります。

 

  • 原産国 フランス/ボルドー AOP
  • 2019年
  • アルコール度 13% 
  • 添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩)
  • 輸入者 ノルレェイク・インターナショナル

ジルベール&ガイアール賞受賞ワイン  ラベル検索では、メルローとカベルネ・ソーヴィニョンのブレンド、と書かれてます。

単独飲みのインプレッション  VS モーンスーン VSリンデマン

  夜のライトで輝きました。薄さが強調されてます。

熟度 2019年?受賞ワイン?とても思えない熟度です

このフランスワイン購入は迷いました。実績でデ・クロがなければ、ほんと買わなかったでしょう。デ・クロを名前検索すると、私のレビューが上位表示されるくらいですから、相当マイナーなワインのシリーズです。

安いフランスワインが日本でも「無視」される?現状を見ると、少し応援したくなります。ただ

「おいしければ」 (重いかコスパ良いか)が、評価の基準です。

結果は、残念ながらひさしぶりのペケワインでした。

メルローの渋さ・軽さが前に出てきてます。カベルネっぽさは微塵もありません。香りも一瞬まとわってスグ消えました。つらいな〜

メインは、挽肉と野菜のトマト煮を作りました。夏野菜の茄子をさっと焼いて、挽肉とビンのトマトソースを和えて10分程度煮込んでみたら、最高のでき上がりです。

挽肉とトマトソースはどんなワインでも合わせられる「万能おかず」なのですが‥

VS KWVのコンコルディア と VSモーンスーンの飲み比べです。

はじめコンコルディアと飲むと、マイルドさが断然上位格です。デ・コンテの渋みと軽さは、かなり不利ですね。

モーンスーンでも違う。一口で差がつきました。もっとマイルドです。フレッシュという感覚とも違う軽さ。フランス産の「渋み」は罪です。メルローが熟してくれない、生まれ持った十字架を背負い続ける使命なのでしょうか。

ここに慈悲あれ。

シャトレ・デ・コンテン全負けです。外しました。

リピート、濃さ、味の相性度

リピート度 ★★★★★      これは絶対ないヤツです。個人的には

味の濃さ度 ☆☆★★★  2つ  ボディは軽く、ブドウは慣れない、合わない

食べ合わせ ☆☆★★★  2つ  メインの味に感謝すべき問題です

星の数は計4個 598円÷ 4= の結果は

コスパ度/ワインの総括

コスパ度149.5円。 もし選べるなら断然デ・クロです

初心者へのおすすめ度 : これはできれば飲まないほうがベター 5点満点で1点のオススメ。

イタリアワインもその産出量で玉石混合するワインがあります。フランスは今や罪とも思わずに、何でも作り続け、売り続けます。願わくば、ワイン入門者はこうした赤ワインに、出会うことなかれ。