こんばんわ。家飲み歴数十年、ワインコスパニストのブーです。
台風が過ぎました。あまり勢力が大きくないので、幸いこの辺りの雨風は強くありませんでした。食材はすでに買い込んでいたものの、目新しいワンコインワインはなし‥。
仕方なく、新顔は確認できていた、Mr.マックスのワインでレビューすることに!
シャトー・ジェニケ Chateau Geniquet 2020
仏ボルドー産で、本来は1500円くらいで売っているワインが、なんと599円(税別/658円税込) のお買い得価格です。
【メチャ結論いそぐ人へ】
この「シャトー・ジェニケ」を店頭で買おうかどうか、迷った人へ
まず飲んでみた感じ
一瞬フランの香りがしますが、ブレンドっぽい。
■ワインオクターブ論的には
3/4オクターブ+1Lo
かなり甘いしらべを感じます。
その理由
裏ラベルに書かれているのは、ジルベールの受賞のことばかり。WEBにはジャストワン!しか情報がなく、ここから拾いました。
「金賞受賞ワイン。AOCボルドーより、コンクールで金賞を受賞した世界で認められた高品質ワインです」
- 原産国 フランス AOCボルドー
- ブドウ品種:メルロー100%(予想外!失礼)
- アルコール度 14%(似ているワインあり)
- 添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩)
- 輸入者 ダイセイワールド
これまたおなじみの、ジルベール&ガイヤール2021金賞受賞
単独飲みのインプレッション
色 こちらのカラーは濃いめです。底の方で明かりに反射する輝きもあり
熟度 アルコール度の高さはまったく感じません。マイルドです
Mr.Maxの棚にあった500円台の、シャトー・ラコンブ・シバーと兄弟のようなワイン、シャトー・ジェニケ。
輸入元も同じ会社だし、コルク栓でコンクール金賞も同じ。ただ、味の傾向は違います。
ラコンブ・シバーの複雑なブレンド感に対して、ジェニケはメルロー100%のせいか少し単調です。
黒果実系、プラムの甘い果実味は厚いので、とても満足します。そこに渋みもうまく合わさって、飲みやすいタンニンが味のべースになっています。
メインは、2日間で対照的な、国産牛肉のソテー、サバの塩焼きと合わせました。牛肉の脂には負けます。全くワインが入ってきません。単独ならおいしいですが。
サバの焼いたあとのギトギト感には不思議に相性良く、サラっと飲みやすくワインが中和してくれました。スイスイ飲めます。
飲み終わってしまったシャトー・ラコンブ・シバーと、対決させてみたい、ですがおそらくジェニケの負けです。
リピート、濃さ、味の相性度
リピート度 ☆☆☆★★ 3つ 価格帯は魅力的ですが単調です
味の濃さ度 ☆☆★★★ 2つ 見た目はすごいですが、弱いかも
食べ合わせ ☆☆☆★★ 3つ 肉に負けるので平均以下の相性です
星の数は計8個 599円÷8= の結果は
コスパ度/ワインの総括
コスパ度 74.8円。 メルローだけとは思いませんでした
初心者へのおすすめ度 : 女性受けするやわらかいボルドー 5点満点で3点のオススメ。