こんばんわ。家飲み歴数十年、ワインコスパニストのブーです。
来週が連休?世俗にうとい、毎日が日曜日状態のわたしには、イマイチピンとこない感覚です。全く働く気がない?訳ではないのですが‥
ワンコインワインで今日もはつらつ!と行きましょうか。
ヴィニウス アートエディション カベルネ・メルロー VINUS Art Edition Cabernet Sauvignon Merlot 2020
フランスでジャン・クロード・マスさんが造っワイン、だそう。売価は特価の日だったので、639円(税別/701円税込) でヤオコーにて買えました。

【メチャ結論いそぐ人へ】
この「ヴィニウス・カベルネメルロー」を店頭で買おうかどうか、迷った人へ

まず飲んでみた感じ
今まで選んでいなかったのが不思議です。節穴でした。
■ワインオクターブ論的には
3/4オクターブ+2Lo

これは、ある意味フランスっぽくないし、ブレンドさがフランスそのものでもある。
その理由
裏書もとても書かれていますし、首にかかったPOPの説明も饒舌です。
「『ヴィニウス』は空想上の鳥の名前です。生産者ジャン・クロード・マス氏が。川魚よりも畑の葡萄を好んで食べるサギの姿から、インスピレーションを得て、自然環境への思いをこめてラベルにしました。カベルネ・メルローは一部オーク樽で熟成。プルーンやカシス、スパイシーな香りも感じられ複雑性があります。タンニンは柔らかく、果実味と共に樽熟成由来のヴァニラの風味が広がるエレガントなスタイルです」

「ジャン・クロード・マス氏は、国際ワインコンクール、ムンドゥス・ヴィニにて3度もフランス最優秀生産者の称号を獲得した実力派。”ヴィニウス”とは彼の自然の摂理に基づいたワイン造りと、それを可能にする自然環境への強い思いを象徴する空想の鳥の名前。南フランス、ランドック地方のリムー、カルカッソンヌ、ベゼナで栽培されたブドウを使用し、贅沢なオーク樽で熟成されたリッチな味わいをお楽しみいただけます」

- 原産国 フランス ランドック地方
- 葡萄品種 カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー
- 適温 16~18°C
- 合う料理 ローストビーフ、ビーフシチュー、ハードタイプのチーズ等
- 2020年
- アルコール度 13.5%
- 添加物 酸化防止剤(亜硫酸塩)
- 輸入者及び引取先 スマイル
受賞シールは「EUROPEAN WINERY of the YEAR 2020」でした。
単独飲みのインプレッション VS イエローテイル・メルロー
色 比べると標準的で、どちらかというと明るめです。
熟度 この熟成度が格別。たまらないんです
はじめはとてもソフトな口当たりです。でもこのカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローのブレンド味というか配合というか、熟成というか‥抜群にうまいのです!
舌から喉を伝わるところで、好きなヤツはもう感じます。フランス独特の優雅さが、滲み出てます。これは他国には真似できない、「秘伝のレシピ」、っていうヤツですか?
2日間にわたってジックリと検証しました。
初日のメインは、挽肉のミートソースの野菜煮込。2日目は、メカジキのバターソテーと肉魚であわせます。ワインだけが突っ走らず、料理と上手にハーモニーを奏でるところは、さすがフランスワインの矜持です。タンニンの甘さが効いてる〜。

これでも客観的に飲みたかったので、横綱格で勝負です。VS イエローテイル・メルローと飲み比べてみました。

凄いですね。タイプが違うので単純比較できませんが、なにしろ負けてない。「ヴィニウス」のふくよかさ、の秘密はバラエティ豊かな熟成さ、とオーク樽香を含んだベースの甘渋タンニンがおいしいこと。悪くいうと、コクというかパワーはないタイプ。
一方の王者、イエローテイル・メルローは、葡萄の厚みがハンパなく、しかもメルローのブドウがここまでイキイキしているのは、他のワインでは見当たらないことも確かです。
少しだけぶっとい果実感で立ち合いを圧っする、イエローテイルが勝つが、料理とのマリアージュでは、どんな料理でも自分の世界と融合させてしまう、ヴィニウスの強さはあなどれません。
リピート、濃さ、味の相性度
リピート度 ☆☆☆☆☆ 5つ クセになるおいしさです
味の濃さ度 ☆☆☆★★ 3つ 厚みはないですが、タンニンとバランスがいいんだな
食べ合わせ ☆☆☆☆☆ 5つ ここは満点です
星の数は計13個 639円÷13= の結果は
コスパ度/ワインの総括
コスパ度49.1円。 特価とはいえ40円代のコスパはやはり別格です。
初心者へのおすすめ度 : これはおいしい、飲み手を選ばず 5点満点で5点のオススメ。